割れにくいシャボン玉液の作り方|家にあるもので作れるおすすめの割合と、長持ちさせる5つのコツ

「シャボン玉がすぐ割れてしまう」「市販の液がなくなったけれど、家にあるもので作れない?」。シャボン玉液は、台所用の洗剤と水だけでも作れます。でも、ちょっとした材料と割合のコツで、割れにくさがまったく変わります。
この記事の結論
- 割れにくい液の割合は「水8:洗濯のり2:洗剤1」に、砂糖を少し。
- 約200mlなら、水150ml・洗濯のり(PVA)35ml・台所用洗剤(界面活性剤30%以上)20ml・砂糖小さじ3。
- 作ったら半日〜一晩寝かせ、表面の泡を取ってからとばすと、ぐっと割れにくくなります。
割れにくいシャボン玉液のポイントは、「界面活性剤が多い洗剤」「洗濯のり」「砂糖(またはガムシロップ)」の3つと、作ってから半日ほど寝かせることです。この記事では、家にあるもので作れるおすすめの割合、材料ごとの役割、割れてしまうときの直し方、子どもと遊ぶときの安全の注意まで、シャボン玉おじさんがまとめました。

この記事を書いた人:シャボン玉おじさん(野村佳史)。ギネス世界記録「世界一長いシャボン玉の道具」(14.317m・2022年11月26日)に認定され、学研『大シャボン玉チャレンジ』を監修。2009年からシャボン玉をとばし続け、全国800施設以上で公演しています。
この記事の内容
割れにくいシャボン玉液の作り方(おすすめの割合)
家にあるもので作れて、いちばん割れにくくなりやすい組み合わせです。コップ1杯分(約200ml)の分量にしています。
割れにくいシャボン玉液(約200ml)
| 材料 | 分量 | 役割 |
|---|---|---|
| 水(水道水でOK) | 150ml | 液のもと |
| 台所用の中性洗剤(界面活性剤30%以上) | 20ml | シャボン玉の膜をつくる |
| 洗濯のり(PVAと書いてあるもの) | 35ml | 膜をねばり強く、割れにくくする |
| 砂糖 | 小さじ3(約9g) | 膜の水分を蒸発しにくくする |
割合の目安は「水8:洗濯のり2:洗剤1」に、砂糖を少し。人が入れる巨大シャボン玉の作り方で紹介している液と同じ考え方の、少量版です。
- 砂糖を水にとかす先に水と砂糖をまぜて、砂糖を完全にとかします。ぬるま湯を使うと早くとけます。
- 洗濯のりを入れる洗濯のりを入れて、泡が立たないように、ゆっくりまぜます。
- 最後に洗剤を入れる洗剤は最後に入れて、底からそっとまぜます。ここで泡立てると、泡がシャボン玉をじゃまします。
- 半日〜一晩寝かせるふたをして置いておくと、材料がなじんで膜が安定し、割れにくくなります。すぐ遊びたいときもとばせますが、寝かせた液のほうが長持ちします。
- 表面の泡を取ってからとばす液の表面に泡が残っていたら、スプーンなどで取りのぞいてから使います。

シャボン玉おじさんのピンポイントアドバイス
「グアーガム」を小さじ半分入れると、液がぐっと強くなります
グアーガム(グアガム)とは? マメ科の植物「グアー豆」の種からとれる、天然の粉です。水にとかすと、とろみが出るのが特長で、アイスクリームやドレッシング、麺類などの食品にも「増粘剤」として使われています。製菓材料のお店や通販で、粉で売られています。
シャボン玉液に入れると? グアーガムは、水の中で長い鎖のようにつながり、膜をのびやかで、ねばり強くしてくれます。この記事の液(約200ml)に小さじ半分加えると、シャボン玉液が強くなり、割れにくく、大きなシャボン玉も作りやすくなりますよ。
- ダマにしないコツ:手順1で、砂糖とグアーガムを先によくまぜてから水に入れると、ダマになりにくくなります
- 入れたら寝かせる:グアーガムは水になじむまで時間がかかるので、一晩寝かせてから使います
- 入れすぎない:多すぎると液が重くなり、かえって膜がはりにくくなります。少しずつ試してください
材料別の割合の比較表
洗濯のりがないとき、ガムシロップやグリセリンを使いたいときの割合です。どれも水150mlで計算しています。
| 作り方 | 水 | 洗剤 | 加えるもの | 割れにくさ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 洗剤と水だけ | 150ml | 15ml | なし | ★ | すぐできる。割れやすい |
| 砂糖を加える | 150ml | 20ml | 砂糖 小さじ3 | ★★ | 家にあるものだけでできる |
| ガムシロップを加える | 150ml | 20ml | ガムシロップ 1〜2個 | ★★ | とけ残りがなく、すぐまざる |
| グリセリンを加える | 150ml | 20ml | グリセリン 10ml | ★★★ | 薬局で買える。膜が長持ち |
| +グアーガム(上級) | 150ml | 20ml | おすすめの液に、グアーガム 小さじ半分 | ★★★★ | 液が強くなり、大きな玉も作りやすい |
| 洗濯のり+砂糖(おすすめ) | 150ml | 20ml | 洗濯のり 35ml+砂糖 小さじ3 | ★★★ | 大きなシャボン玉もできる |
どの作り方も、まずこの割合で作り、とばしてみて少しずつ調整するのがコツです。洗剤の種類や水によって、ちょうどよい割合は少し変わります。
材料の選び方と役割
容器の裏の「界面活性剤〇%」を見て、30%以上のものを選びます。数字が大きいほど膜ができやすくなります。洗濯用の洗剤やハンドソープは向きません。
「PVA(ポリビニルアルコール)」と書いてある洗濯のりを選びます。でんぷんのりでは同じ効果が出ません。100円ショップでも買えます。
どれも膜の水分を逃がしにくくします。砂糖は台所にあり、ガムシロップはまぜやすく、グリセリンは薬局で手に入ります。
水は水道水で十分です。水道水に含まれる成分が気になるときは、精製水や一度わかして冷ました水を使うと、液が安定しやすくなります。
シャボン玉が割れる理由と、割れにくくなる仕組み
シャボン玉の膜は、うすい水の層を、洗剤の成分(界面活性剤)が内側と外側からはさんだ、3層のつくりになっています。
シャボン玉が割れる主な原因は3つあります。
| 割れる原因 | なにが起きているか | 防ぐ方法 |
|---|---|---|
| 水分の蒸発 | 膜の水が空気中に逃げて、膜がうすくなる | 洗濯のり・砂糖・グリセリンを加える。湿度の高い日にとばす |
| 水が下に流れる | 重力で水が下にたまり、上の部分がうすくなる | 洗濯のりで液にねばりを出す |
| 乾いたものにふれる | ほこり・乾いた手・地面にふれたところから割れる | ぬれた手や、毛糸の手袋でそっとさわる |
長持ちさせる5つのコツ
- 作った液は半日〜一晩寝かせる作りたての液より、材料がなじんだ液のほうが膜が安定します。
- 湿度の高い日を選ぶ雨上がりや、朝・夕方は空気がしめっていて、シャボン玉が割れにくくなります。晴れて乾いた日の昼は割れやすくなります。
- 風の弱い日に、風を背にしてとばす強い風は膜をゆらして割ってしまいます。風が弱い日に、風上に立ってとばすと、シャボン玉が遠くまで運ばれます。
- ゆっくり、やさしく息を入れるストローに強く息を入れると、膜がのびきらずに割れます。ゆっくり長く息を入れると、大きくて丈夫なシャボン玉になります。
- まぜるときに泡立てない液に泡がまざると、膜にむらができます。表面の泡は、とばす前に取りのぞきます。


うまくいかないときの直し方
| こんなとき | 考えられる理由 | 直し方 |
|---|---|---|
| すぐ割れてしまう | 洗濯のりや砂糖が少ない/作りたて | 洗濯のりを少しずつ足す。半日寝かせる |
| 膜がはらない | 洗剤が少ない/界面活性剤の少ない洗剤 | 洗剤を少し足す。界面活性剤30%以上の洗剤にかえる |
| 液が重く、ふくらまない | 洗濯のりが多すぎる | 水を少し足して、ねばりをゆるめる |
| 泡ばかりできる | まぜるときに泡立てた | 表面の泡を取り、しばらく置く |
| 小さい玉ばかりになる | 息が強い/ストローの先が細い | ゆっくり息を入れる。ストローの先に切りこみを入れて広げる |
もっと大きなシャボン玉を作りたいとき
この記事の液は、そのまま大きなシャボン玉にも使えます。ハンガーに毛糸を巻いた輪や、フラフープを使うと、子どもが中に入れるほどの大きさも作れます。くわしい道具と手順は人が入れる巨大シャボン玉の作り方で紹介しています。
子どもと遊ぶときの安全の注意
- 液は飲まない:小さな子どもには、ストローを吸わずに息を出す練習をしてから渡す
- ストローに穴をあける:口に近いところに小さな穴をあけると、吸っても液が上がりにくい
- 目に入ったら:こすらずに、すぐにきれいな水で洗い流す
- 口に入ったら:口をすすぎ、様子を見る。気分が悪そうなときは医療機関に相談する
- 床がすべる:液がこぼれた床や、シャボン玉が落ちた場所はすべりやすい
- 保存の目印:飲みものとまちがえないよう、容器に「シャボン液」と大きく書く
- 早めに使い切る:砂糖やガムシロップ入りの液は傷みやすいので、数日で使い切る
- 洗剤をまぜない:台所用の中性洗剤以外(漂白剤など)は、絶対にまぜない
シャボン玉液の成分や、口や目に入ったときの対処は、シャボン玉液の安全性と成分でくわしく説明しています。
シャボン玉液の作り方についてよくある質問
いちばん割れにくいシャボン玉液の割合は?
家にあるもので作るなら、水150ml・台所用の中性洗剤20ml・洗濯のり(PVA)35ml・砂糖小さじ3がおすすめです。割合にすると「水8:洗濯のり2:洗剤1」に砂糖を少し。作ってから半日〜一晩寝かせると、さらに割れにくくなります。
洗濯のりがないときはどうすればいいですか?
砂糖・ガムシロップ・グリセリンのどれかを加えるだけでも、洗剤と水だけの液より割れにくくなります。水150ml・洗剤20mlに、砂糖なら小さじ3、ガムシロップなら1〜2個、グリセリンなら10mlが目安です。
「割れないシャボン玉」は作れますか?
洗剤で作るシャボン玉は、どんなに工夫しても、いつかは割れます。割れにくくすることはできるので、この記事の割合と寝かせ方を試してみてください。お店で売っている「割れないシャボン玉」は、樹脂を使って作る別のおもちゃです。
シャボン玉にさわっても割れないようにするには?
シャボン玉は、乾いたものにふれると割れます。手を液でぬらしておくか、毛糸の手袋をはめると、そっとさわったり、手の上ではずませたりできます。
作ったシャボン玉液は、どのくらいもちますか?
ふたをして涼しい場所に置けば、しばらく使えます。ただし、砂糖やガムシロップ入りの液は傷みやすいので、数日で使い切るのが安心です。においや色が変わったら捨ててください。
子どもがシャボン玉液を口に入れてしまったら?
すぐに口をすすぎ、様子を見てください。気分が悪そう、せきこむなど、気になる様子があるときは医療機関に相談してください。成分の考え方や対処は「シャボン玉液の安全性と成分」のページでくわしく説明しています。
グアーガムとは何ですか?シャボン玉液に入れるとどうなりますか?
グアーガムは、マメ科の植物「グアー豆」の種からとれる天然の粉で、アイスクリームやドレッシングなどの食品にも使われる増粘剤です。シャボン玉液(約200ml)に小さじ半分加えると、膜がねばり強くなって液が強くなり、割れにくくなります。ダマになりやすいので、砂糖と先にまぜてから水に入れ、一晩寝かせて使います。入れすぎると液が重くなるので注意してください。
ストローの代わりになるものはありますか?
うちわの骨、針金ハンガーを丸めて毛糸を巻いたもの、紙コップの底を切ったものなどでも、シャボン玉をとばせます。輪が大きいほど、大きなシャボン玉ができます。
まとめ|材料3つと「寝かせる」で、割れにくくなる
割れにくいシャボン玉液は、界面活性剤30%以上の台所用洗剤、PVAの洗濯のり、砂糖の3つで作れます。割合の目安は「水8:洗濯のり2:洗剤1」に砂糖を少し。泡立てずにまぜて、半日〜一晩寝かせ、湿度の高い、風の弱い日にとばしてみてください。
プロのシャボン玉を、園やイベントで
シャボン玉おじさんは、保育園・幼稚園・こども園や商業施設へ、シャボン玉ショーを出張しています。大きなシャボン玉の中に入る体験や、空いっぱいのシャボン玉を、子どもたちの目の前でとばします。
シャボン玉ショーのご相談・お見積りは無料です
日にちと会場だけで大丈夫です。いちばん話しやすい方法でどうぞ。







