シャボン玉のギネス世界記録|14.317mに挑んだシャボン玉おじさんの全記録

ギネス世界記録の認定証を持つシャボン玉おじさん
シャボン玉おじさん

2022年11月26日、徳島県松茂町の公園で、シャボン玉のギネス世界記録が生まれました。部門は「Longest garland wand(最長のガーランドワンド)」、記録は14.317メートル。長いロープに並べた70個の輪すべてから、同時にシャボン玉をとばす挑戦です。挑んだのは「シャボン玉おじさん」こと野村佳史(のむら よしふみ)。このページでは、記録の中身、挑戦の日の流れ、道具とシャボン液、認定までを、新聞やテレビの報道をもとにまとめています。

シャボン玉のギネス世界記録の概要

記録の部門
Longest garland wand(最長のガーランドワンド)
記録
14.317メートル(46フィート11.8インチ)
挑戦した日
2022年11月26日
場所
徳島県板野郡松茂町・松茂中央公園
認定日
2022年11月26日
挑戦者
シャボン玉おじさん(野村佳史)

この記録は2024年6月、台湾のパフォーマーによる16.059メートルで更新されました。2022年11月26日にギネス世界記録として認定された事実は変わりません。

挑戦の様子(毎日新聞の動画「シャボン玉おじさん、ギネス記録挑戦 14mロープで70個空へ」)

シャボン玉のギネス世界記録「最長のガーランドワンド」とは

ガーランドワンドは、輪をいくつも連ねたシャボン玉の道具

ガーランドワンドとは、2本のさおの間にロープを渡し、そのロープに輪をいくつも連ねた、シャボン玉をとばすための道具です。シャボン液にひたしたロープを持ち上げて動かすと、輪のひとつひとつに張った膜から、たくさんのシャボン玉が一度に生まれます。日本ではまだ耳慣れない言葉ですが、海外のバブルパフォーマンスでは広く使われている道具です。

ギネス世界記録に認められる条件

この部門のルールはシンプルですが、とても厳しいものです。

  • 1
    ロープの全長を測る
  • 2
    ロープに作ったすべての輪から、同時にシャボン玉が出ている
  • 3
    その瞬間を、映像と写真の両方で記録に残す

輪がひとつでもシャボン玉を出せなければ、記録には認められません。ロープを長くするほど、この条件を満たすのは難しくなります。

シャボン玉のギネス記録(長さ)の移り変わり

それまでの記録は、2018年に英国のパフォーマーが達成した12.6メートル。シャボン玉おじさんは、これを約1.7メートル更新しました。

▶ ガーランドワンド以外のシャボン玉の記録(いちばん大きい96.27m³、417人が入ったシャボン玉など)は、シャボン玉の世界記録一覧|ギネス公式19記録にまとめています。

ギネス世界記録の挑戦|2022年11月26日・徳島県松茂町

当時、徳島県で暮らしていたご縁から、挑戦の舞台は松茂町の松茂中央公園に決まりました。準備から認定まで、およそ5か月の道のりです。

  1. 挑戦の約3か月前から道具づくりとシャボン液の調整ロープの材質、輪の間隔、液のとろみ。何度も試しながら、70個の輪すべてからシャボン玉が出る形に整えていきました。
  2. 本番の前松茂町第二体育館で予行演習道具を組み立て、ロープを持ち上げる手順をみんなで確かめました。
  3. 2022年11月26日松茂中央公園で本番17名のボランティアと地域の方々の協力を得て、ロープを8回持ち上げました。そのうち4回、70個すべての輪からシャボン玉が出たことを確認できました。
  4. 挑戦のあと英国のギネス本社へ記録を提出測った結果と、映像・写真の記録をまとめて送りました。
  5. 認定日 2022年11月26日ギネス世界記録に認定提出した記録が確認され、挑戦した2022年11月26日付けで、14.317メートルが正式にギネス世界記録として認められました。

17名のボランティアが支えた挑戦

長さを測る人、撮影する人、運営を手伝う人、そしてロープを一緒に支える人。それぞれの持ち場を引き受けてくれた17名の協力があって、はじめて成り立った挑戦でした。徳島新聞も、地域の方の協力を得ながら行われた当日の様子を伝えています。

挑戦当日の様子(徳島新聞動画 TPV「シャボン玉おじさんがギネス挑戦」)

準備から認定までの流れ

約3か月前
道具づくりとシャボン液の調整ロープの材質、輪の間隔、液のとろみを試す
本番の前
松茂町第二体育館で予行演習
2022年
11月26日
松茂中央公園で本番17名のボランティアと。8回持ち上げ、4回で70個すべてからシャボン玉
挑戦のあと
英国のギネス本社へ記録を提出
2023年
2月7日
ギネス世界記録に認定14.317メートル
2024年6月
台湾のパフォーマーが16.059メートルで更新

図:ギネス世界記録の挑戦の流れ

ギネス世界記録を支えた道具とシャボン液

  • 14.317m木綿ロープの全長
  • 70個ロープに並べた輪
  • 2.7m両端のさおの長さ
  • 8回中4回全部の輪から
    シャボン玉が出た回数

木綿のロープに70個の輪を並べた手づくりの道具

道具の中心は、木綿でできた全長14.317メートルのロープです。そこに70個の輪を同じ間隔で取り付け、両端に長さ2.7メートルのさおをつないで、二人で持ち上げるしくみにしました。輪の間隔、ロープの材質、液のとろみ。そのすべてがかみ合ったときにだけ、「70個すべてから同時にシャボン玉が出る」状態が生まれます。

シャボン液は、長年の研究から生まれた手づくりの配合

挑戦で使ったシャボン液は、市販品ではありません。長い年月をかけて研究を重ねてきた、独自の配合です。大きく、割れにくいシャボン玉をつくる鍵は、水と洗浄成分、そして水分を保つ成分のバランス。挑戦の3か月前から、徳島の気候にあわせて調整を続けました。

身近な材料から生まれた、世界記録の道具

記録を支えた道具の多くは、ホームセンターで手に入るような身近な材料から作られています。プラスチックのチェーン、渓流釣りのさお、うちわ。神戸新聞の取材記事でも、作業場に並ぶこうした日用品が紹介されました。特別な材料ではなく、工夫を重ねて組み上げた道具です。

70個すべてから同時にシャボン玉を出すむずかしさ

ロープは長くなるほど、真ん中がたわみます。風が吹けば条件が変わり、空気が乾けばシャボン液の膜も乾きやすくなります。液のとろみがそろっていなければ、ロープの端と真ん中でシャボン玉の出方に差が出てしまいます。8回のうち4回の成功は、こうした条件がすべてかみ合った瞬間を、4度とらえることができたということです。

風

風が吹くと条件が変わり、輪ごとの出方がそろわない。

乾き

空気が乾くと膜がすぐ乾く。液のとろみをそろえる。

たわみ

ロープが長いほど真ん中がたわむ。二人で水平に持ち上げる。

人

測る人、撮る人、支える人。17名の持ち場がそろって成り立つ。

図:70個すべてから同時にシャボン玉を出すための4つの条件

挑戦者「シャボン玉おじさん」について

山口県出身。子どものころから大道芸にあこがれ、「言葉がなくても、誰にでも伝わる」ところに惹かれてきました。2009年に「シャボン玉おじさん」として活動を始めます。当時は海上自衛官として働きながら、転勤先の各地で300か所以上の幼稚園・保育園や児童施設を訪ね、シャボン玉に手品や腹話術を交えたショーを届けてきました。

ギネス世界記録の認定から約4か月後の2023年3月末、20年以上勤めた仕事を退職。兵庫県姫路市を拠点に、プロとしての活動を始めました。姫路を選んだのは、子ども向けのショーを続けていくために各地のデータを調べ、イベントや幼稚園・保育園の多さに将来性を感じたからです。神戸新聞の取材には「今挑戦しないと、年を重ねた時に後悔する」と話しています。

  • 学研公式監修者学研『学研の科学 アウトドア 大シャボン玉チャレンジ』の公式監修者を務め、書籍『学研の科学 アウトドア 大シャボン玉チャレンジ』の執筆・監修も手がけています。くわしくは学研公式監修者としての活動で紹介しています。
  • 成層圏でシャボン玉をつくる実験2024年、徳島大学の協力を得て、高度約30kmの成層圏でシャボン玉をつくる実験に成功しました。TBSテレビ「どうなるでSHOW」で放送されています。くわしくは成層圏でのシャボン玉実験をご覧ください。
  • 全国600施設以上で公演幼稚園・保育園の行事から、商業施設のイベント、夜の公園や広場でのナイトバブルショーまで、全国でシャボン玉ショーを行っています。

経歴と活動の歩みは、シャボン玉おじさん(野村佳史)のプロフィールにまとめています。

ギネス世界記録の挑戦を伝えた新聞・テレビ

  • 読売新聞2023年2月
    認定の発表を受けて掲載された記事です。挑戦当日の写真とともに、ロープに70個の輪を取り付けた「バブルガーランド」がくわしく紹介されています。読売新聞の記事を読む
  • 神戸新聞NEXT2023年6月
    姫路市に移ってからの取材記事です。プロに転身するまでの決断と、「全長14.317メートルの木綿のロープに作った、70個の穴全てからシャボン玉を出す」ことに成功した挑戦が紹介されています。神戸新聞の記事を読む
  • 徳島新聞・毎日新聞動画
    挑戦当日の様子を、動画でも伝えています(このページに掲載している2本の動画です)。徳島新聞の記事はYahoo!ニュースでも配信されました。
  • テレビ
    TBSテレビ「THE TIME,」、日本テレビ「news every.」でギネス世界記録への挑戦が特集されました。テレビ朝日「ナニコレ珍百景」では「シャボン玉世界一を目指す達人」として紹介されています。

これまでの出演・掲載はシャボン玉おじさんのメディア出演実績にまとめています。人物についてはウィキペディアの「シャボン玉おじさん」にも掲載されています。

ギネス世界記録のシャボン玉ショーを見るには・依頼するには

シャボン玉おじさんは現在、兵庫県姫路市を拠点に、全国でシャボン玉ショーを行っています。ショーでは、記録に挑んだ道具と同じしくみの手づくり「バブルガーランド」で、大きなシャボン玉も、たくさんのシャボン玉もとばします。

無料で相談・見積もり

開催日と会場が決まっていれば、内容やご予算が未定でもご相談いただけます。

シャボン玉のギネス世界記録についてよくある質問

シャボン玉おじさんのギネス世界記録は、今も有効ですか?
2022年11月26日にギネス世界記録として認定された事実は変わりません。なお、記録そのものは2024年6月に台湾のパフォーマーが16.059メートルで更新したため、ギネス公式サイトに載っている現在の記録は、この更新後の記録です。当サイトでは「ギネス世界記録認定(2022年)」と表記しています。
シャボン玉のギネス記録には、どんな部門がありますか?
シャボン玉に関わる部門はいくつもあり、長さや大きさなどを競います。シャボン玉おじさんが認定された「Longest garland wand(最長のガーランドワンド)」のほか、「Largest soap bubble net(最大のシャボン玉ネット)」「Longest free floating soap bubble(最も長く浮かぶシャボン玉)」などがあります。部門ごとにルールや測り方が違うため、最新の記録はギネスワールドレコーズの公式サイトでご確認ください。
ガーランドワンドで、なぜ一度にたくさんのシャボン玉ができるのですか?
ロープに作った輪のひとつひとつに、シャボン液の膜が張るからです。液にひたしたロープを持ち上げて動かすと、それぞれの輪の膜に空気が入り、たくさんのシャボン玉が一度に生まれます。
シャボン玉おじさんは徳島県の出身ですか?
出身は山口県です。ギネス世界記録に挑戦したのが徳島県で暮らしていたころだったため、徳島とのご縁が深くあります。現在は兵庫県姫路市を拠点にしています。
ギネス記録のシャボン玉おじさんのショーは、どこで見られますか?
一般の方が見に行ける公演は「シャボン玉おじさんの出演スケジュール」でお知らせしています。園や施設の行事など、一般公開していない公演は載せていません。
シャボン玉ショーを依頼すると、料金はいくらですか?
保育園・幼稚園のシャボン玉ショーは6万円〜、商業施設のシャボン玉ショーは15万円〜、ナイトバブルショーは40万円〜です。会場や時間、移動距離によって変わるため、くわしくは無料のお見積りでご案内します。

まとめ|14.317メートルのシャボン玉ギネス世界記録

2022年11月26日、徳島県松茂町で70個の輪からとんだシャボン玉は、3か月の準備と17名のボランティアの協力、そして2009年から続けてきた活動が実を結んだ記録です。このとき磨いたシャボン液と道具の工夫は、今も全国の園やイベント、夜のナイトバブルショーで、子どもから大人までのみなさんに届けています。

最終更新日:2026年10月2日

シャボン玉ショーのご相談・お見積りは無料です

日にちと会場だけで大丈夫です。いちばん話しやすい方法でどうぞ。

ABOUT ME
シャボン玉おじさん
シャボン玉おじさん
プロバブルアーティスト
元海上自衛官。 2022年にシャボンのギネス世界記録「Longest garland wand部門」世界記録を達成。 学研『学研の科学 アウトドア 大シャボン玉チャレンジ』公式監修者。 令和6年に徳島大学総合科学部・佐原教授の協力のもとスペースバルーンを使用して、世界で初めて宇宙空間(成層圏)でのシャボン玉の生成に成功。その様子は令和6年6月にTBSテレビ「どうなるでSHOW」という番組にて放映されました。 多くのテレビ番組や、メディアにも出演している日本屈指のシャボン玉パフォーマーです。
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