シャボン玉は英語で何という?|bubble と soap bubble の違い、「とばす」の言い方、世界10か国の呼び方

「シャボン玉って英語で何て言うの?」。子どもに聞かれて、bubble だったか soap bubble だったか、とっさに迷った方は多いと思います。英語の宿題で出てきた、海外の人にシャボン玉ショーを説明したい、そもそも「シャボン」って日本語なの?——この記事は、そんな疑問をまとめて片づけるためのものです。
この記事の結論
- シャボン玉は英語で bubble。ていねいに言うなら soap bubble です。
- 遊ぶ場面では bubbles(複数形)、説明する場面では soap bubble がよく使われます。
- 「シャボン玉をとばす」は blow bubbles。
- 「シャボン」は日本語ではなく、16〜17世紀に伝わったヨーロッパの言葉(ポルトガル語の sabão など)が元とされます。
シャボン玉は英語で bubble、ていねいに言うなら soap bubble です。この記事では、2つの言い方の使い分け、「シャボン玉をとばす」「割れる」の英語、英語の慣用句、「シャボン」という言葉の由来、そして世界10か国の呼び方まで、海外の方の前でもシャボン玉をとばしてきた経験をもとにまとめました。

この記事を書いた人:シャボン玉おじさん(野村佳史)。ギネス世界記録(Longest garland wand・14.317m・2022年11月26日認定)の達成者。記録の正式名称も英語で、「wand」はシャボン玉の輪のことです。
この記事の内容
シャボン玉は英語で bubble/soap bubble
いちばんふつうの言い方。「シャボン玉」も「泡」も、まとめて bubble です。会話ではほとんどこれで通じます。発音は「バブル」。
「石けんの泡」と材料まで言う形。文章や説明で、炭酸の泡や水の泡と区別したいときに使います。
子どもの遊びとしての「シャボン玉」は、たいてい複数形。「Let’s blow bubbles!」のように、1個ではなくたくさんとばすからです。
つまり、遊びの場面では bubbles、説明の場面では soap bubbleと覚えておけば困りません。「シャボン玉」の「玉」にあたる言葉(ball)は英語にはなく、bubble だけで丸い形まで含んでいます。
bubble と soap bubble の使い分け
| 場面 | 英語 | 日本語 |
|---|---|---|
| 子どもと遊ぶ | Let’s blow bubbles! | シャボン玉しよう! |
| 1個を指す | Look at that big bubble! | あの大きいシャボン玉見て! |
| 科学や説明 | A soap bubble is a thin film of soapy water. | シャボン玉は、石けん水のうすい膜です。 |
| 炭酸・水の泡と区別 | soap bubbles(シャボン玉)/air bubbles(気泡) | 種類をはっきりさせたいとき |
| ショーの名前 | Bubble Show | シャボン玉ショー(soap は付けない) |
私が海外のお客さまに自分の仕事を説明するときは、「I’m a bubble artist. I do bubble shows.」と言います。soap を付けると、少しかたい印象になります。
「とばす」「割れる」「追いかける」の英語
日本語では「シャボン玉をとばす」と言いますが、英語の決まり文句は blow bubbles(シャボン玉を吹く)です。大きな輪を振ってとばす場合も、英語では blow か make を使います。
| 日本語 | 英語 | 例文 |
|---|---|---|
| シャボン玉をとばす | blow bubbles/make bubbles | We blew bubbles in the park.(公園でシャボン玉をとばした) |
| 割れる | pop/burst | The bubble popped!(シャボン玉が割れた!) |
| ふわふわ浮く | float/drift | Bubbles floated up into the sky.(シャボン玉が空に浮かんでいった) |
| 追いかける | chase | The kids chased the bubbles.(子どもたちがシャボン玉を追いかけた) |
| つかまえる | catch | Can you catch a bubble?(シャボン玉つかまえられる?) |
| 液につける | dip | Dip the wand in the solution.(輪を液につけて) |
| 虹色に光る | shimmer/iridescent | The bubble shimmered with rainbow colors. |

シャボン玉おじさんのピンポイントアドバイス
海外の子どもに通じる、たった3つの言葉
ショーで海外のお子さんに声をかけるとき、使う英語は3つだけです。「Ready?(いくよ?)」「Catch it!(つかまえて!)」「Pop!(割れた!)」。文にしなくても、この3語とシャボン玉があれば、どの国の子どもとも遊べます。英語を習いはじめたお子さんにも、最初の実用英語としておすすめです。
道具と液の英語(wand・solution・machine)
| 日本語 | 英語 | 補足 |
|---|---|---|
| シャボン玉の輪・道具 | bubble wand | wand は「魔法の杖」の意味。輪のついた道具全般をこう呼ぶ |
| シャボン玉液 | bubble solution/bubble mix | solution は「溶液」。市販品のラベルもこの表記 |
| シャボン玉マシン | bubble machine | そのまま |
| 巨大シャボン玉 | giant bubbles | 人が入るサイズも giant bubble |
| 2本の持ち手と紐の道具 | tri-string wand | 紐を三角に張る形から |
| たくさんの輪がついた道具 | garland wand | 私のギネス世界記録「Longest garland wand」はこれ。garland は「花輪・飾り」 |
英語の説明が分かると、海外のシャボン玉の動画や作り方のページも読めるようになります。道具を自分で作る方法はシャボン玉の道具を手作りする方法、液の配合は割れにくいシャボン玉液の作り方にまとめています。
bubble を使った英語の慣用句
bubble は「はかなく消えるもの」「外から守られた小さな世界」のたとえとしてよく使われます。日本語の「夢がはじける」「バブル経済」と同じ感覚です。
| 慣用句 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| burst someone’s bubble | 夢や思いこみを壊す、水を差す | I hate to burst your bubble, but…(水を差すようで悪いけど…) |
| live in a bubble | 世間から離れた小さな世界にいる | He lives in a bubble.(彼は世間知らずだ) |
| bubble economy | バブル経済 | 日本語の「バブル」はここから |
| bubble over | (感情が)あふれる | She was bubbling over with excitement.(彼女はわくわくが止まらなかった) |
| bubble wrap | 気泡緩衝材(プチプチ) | 梱包の泡のシート |
17世紀のヨーロッパでは、シャボン玉は「人の命のはかなさ」の象徴として絵画に描かれました。慣用句の感覚は、そのころから続いています。くわしくはシャボン玉の歴史で。
「シャボン」はもともと外国語
「シャボン」の語源・漢字(石鹸玉)・日本に伝わった時代は、シャボン玉の漢字は「石鹸玉」|シャボンとは何語?でくわしく解説しています。ここでは、英語との関係にしぼって紹介します。
「シャボン玉」の「シャボン」は、日本語ではありません。石けんを意味するヨーロッパの言葉が、16〜17世紀に日本へ入ってきたものです。
有力な2つの説
- ポルトガル語 sabão(サバゥン):鉄砲やカステラと同じ時代に、ポルトガル人が石けんを日本へ持ちこんだという説
- スペイン語 xabón(シャボン):当時のスペイン語の発音が「シャボン」に近く、音の面ではこちらが近いという説
どちらも、もとは同じ言葉
- ポルトガル語の sabão、スペイン語の jabón、フランス語の savon、イタリア語の sapone は、すべてラテン語の sapo(石けん)から
- 英語の soap も同じ仲間。つまり「シャボン」と「ソープ」は、遠い親戚にあたる
- 「玉」は日本でついた言葉。「石けんの玉」が、そのまま遊びの名前になった
ポルトガル語かスペイン語かは、言葉の研究者のあいだでも「どちらとも言える」とされています。この記事では、両方を書いておくのが正直なところです。日本でのシャボン玉遊びの始まりはシャボン玉の歴史で紹介しています。
世界10か国のシャボン玉の呼び方
世界のほとんどの言葉で、シャボン玉は「石けん+泡(玉)」の組み合わせです。日本語の「シャボン玉」と同じ作りになっています。
| 言語 | つづり | 読み方の目安 | 直訳 |
|---|---|---|---|
| 英語 | soap bubble | ソープ バブル | 石けんの泡 |
| フランス語 | bulle de savon | ビュル ドゥ サヴォン | 石けんの泡 |
| ドイツ語 | Seifenblase | ザイフェンブラーゼ | 石けん泡 |
| スペイン語 | pompa de jabón | ポンパ デ ハボン | 石けんの玉 |
| イタリア語 | bolla di sapone | ボッラ ディ サポーネ | 石けんの泡 |
| ポルトガル語 | bolha de sabão | ボーリャ ジ サバゥン | 石けんの泡 |
| オランダ語 | zeepbel | ゼープベル | 石けん鈴(泡) |
| ロシア語 | мыльный пузырь | ムィリヌイ プズィリ | 石けんの泡 |
| 中国語 | 肥皂泡/泡泡 | フェイザオパオ/パオパオ | 石けん泡/泡泡 |
| 韓国語 | 비눗방울 | ピヌッパンウル | 石けんのしずく(玉) |
私は海外のお客さまの前でもシャボン玉をとばしますが、言葉がちがっても、大きなシャボン玉が出たときの「わあ」という声は、どの国でも同じです。シャボン玉は、言葉がいらない遊びだと思っています。
シャボン玉の英語についてよくある質問
シャボン玉は英語で何と言いますか?
bubble(バブル)です。ていねいに言うと soap bubble(ソープ バブル)。子どもの遊びとして言うときは、たくさんとばすので複数形の bubbles を使い、「Let’s blow bubbles!(シャボン玉しよう!)」と言います。
bubble と soap bubble はどう違いますか?
bubble は泡全般を指す言葉で、会話ではシャボン玉もこれで通じます。soap bubble は「石けんの泡」と材料まで言う形で、科学の説明や、炭酸の泡・気泡と区別したいときに使います。シャボン玉ショーは Bubble Show で、soap は付けません。
「シャボン玉をとばす」は英語で何と言いますか?
blow bubbles です。直訳は「シャボン玉を吹く」ですが、大きな輪を振ってとばす場合も英語では blow bubbles、または make bubbles と言います。「割れる」は pop、「追いかける」は chase、「つかまえる」は catch です。
「シャボン」は何語ですか?
石けんを意味するポルトガル語の sabão、またはスペイン語の xabón が由来とされ、16〜17世紀に日本へ入ってきた言葉です。どちらもラテン語の sapo(石けん)がもとで、英語の soap とも同じ仲間です。「玉」は日本でついた言葉です。
シャボン玉の道具は英語で何と言いますか?
bubble wand(バブル ワンド)です。wand は「魔法の杖」の意味で、輪のついた道具全般をこう呼びます。液は bubble solution、マシンは bubble machine です。
童謡「シャボン玉」は英語で何と言いますか?
決まった英語名はありませんが、「Soap Bubbles」や「Shabondama」と紹介されることが多いです。歌詞の意味は「童謡「シャボン玉」の歌詞」の記事で解説しています。
海外の子どもにシャボン玉ショーをするとき、英語は必要ですか?
ほとんど必要ありません。私は「Ready?(いくよ?)」「Catch it!(つかまえて!)」「Pop!(割れた!)」の3語だけで、どの国の子どもとも遊んでいます。シャボン玉そのものが言葉の代わりになります。
まとめ|遊ぶなら bubbles、説明なら soap bubble
シャボン玉は英語で bubble。子どもと遊ぶときは複数形で「Let’s blow bubbles!」、説明するときは soap bubble。「とばす」は blow、「割れる」は pop。「シャボン」はポルトガル語かスペイン語の「石けん」が由来で、世界中の言葉でシャボン玉は「石けんの泡」と呼ばれています。英語を覚えたら、次は道具と液を作って、実際にとばしてみてください。
あわせて読む
・言葉の始まりと歴史:シャボン玉の歴史
・童謡の歌詞と意味:童謡「シャボン玉」の歌詞
・wand を作ってみる:シャボン玉の道具を手作りする方法
・solution を作ってみる:割れにくいシャボン玉液の作り方
・英語版のご案内:Night Bubble Show in Japan
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