その2

凍ったシャボン玉の正体

凍ったシャボン玉の正体
shabondama_ojisan@yahoo.co.jp

フローズンバブルについて

冬の寒さが厳しい日に、息をはると白い息が見えるのはご存知の通りですが、その寒さを利用して美しい現象を楽しむことができます。それは「凍ったシャボン玉」です。シャボン玉は、通常は空気中を浮遊し、やがては破裂しますが、氷点下の環境では、その運命が一変します。凍ったシャボン玉は、まるで小さなスノードームのように、繊細な氷の結晶が表面を覆い、幻想的な美しさを見せてくれます。

フローズンバブル

この現象は、シャボン玉の液体が凍る過程で生じるもので、特に氷点下の環境でシャボン玉を作ると、シャボン玉の表面に氷の結晶が形成されます。これは「マランゴニ対流」という現象が関係しており、液体の表面張力に差が生じることで流れが発生し、結晶が形成されるのです。

夏の暑い日に、アイスクリームが溶けていくのを見たことがありますよね?アイスクリームが溶けると、液体が動き出します。これは、温度が違うところでは、液体の「表面張力」という力も違ってくるからです。表面張力とは、水の分子がお互いに手をつないでいるようなもので、これが液体を一緒に保っています。

さて、マランゴニ対流は、この表面張力が違う場所があるときに起こる流れのことです。例えば、お風呂に入っているときに、お湯が冷たい壁に触れると、お湯は冷たい方へと流れていきます。

シャボン玉を凍らせるには、いくつかの方法があります。一つの方法としては、液体洗剤と水を1:4の割合で混ぜたシャボン液を使用し、ステンレス製トレイの表面温度を2.7℃以下に冷やしておき、その上にシャボン玉をのせて凍らせるというものです。また、家庭用の冷凍庫を使用して、-11.6℃以下の環境でシャボン玉を凍らせることも可能です。

凍ったシャボン玉を作る際のコツとしては、シャボン液の温度を適切に調整することが挙げられます。あまりにも温度が高いと凍りにくくなりますので、冷蔵庫で冷やしたシャボン液を使用すると良いでしょう。また、シャボン玉を吹く場所も重要で、風が少なく、安定した場所を選ぶことで、シャボン玉が飛ばされずに凍るのを待つことができます。

凍ったシャボン玉は、その美しさから写真撮影の被写体としても人気があります。特に、背景に空や遠くの景色を入れることで、凍ったシャボン玉がより美しく見えると言われています。撮影する際は、シャボン玉が凍る瞬間を逃さないように、準備を整えておくことが大切です。

凍ったシャボン玉は、冬の寒さを楽しむためのユニークな方法の一つです。子供から大人まで、家族みんなで楽しめるアクティビティとして、この冬、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。自然の創り出すアートを身近に感じることができるでしょう。

ABOUT ME
シャボン玉おじさん
シャボン玉おじさん
プロバブルアーティスト
ギネス世界記録 Longest garland wand部門の世界記録保持者。 20年以上勤務した公務員の仕事を退職しプロバブルアーティストへと転身した。日本一こどもに優しいシャボン玉ショーをモットーに兵庫県姫路市に拠点を置き全国で活動している。
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