ショッピングモールのクリスマスイベント企画|商業施設の冬の集客アイデア8選と、シャボン玉・ナイトバブル・サンタの比較

イルミネーション会場で大量のシャボン玉が舞うナイトバブルショー
シャボン玉おじさん

「今年のクリスマスイベント、何をしよう」「冬は寒くて屋外に人が残らない」「12月の週末はどこの施設もイベントをしていて、うちが選ばれない」。ショッピングモールや商業施設の販促担当の方から、毎年10月ごろにこうしたご相談をいただきます。

ショッピングモールのクリスマスイベント企画は、「館内に長くいる理由」をひとつ作れるかで決まります。冬は寒さで屋外に人が残りにくく、近くの施設も同じ時期にイベントを組みます。だからこそ、通りがかりの人を立ち止まらせ、家族が写真を撮りながら過ごせる企画が強くなります。

この記事では、商業施設の冬の集客イベントのアイデアを8つ、準備・天候・向く時期で比べました。そのうえで、屋内アトリウムのシャボン玉ショー、イルミネーションと組み合わせる夜のナイトバブルショー、サンタクロースの撮影会の3つを、料金・広さ・時間まで同じ表で並べています。

筆者はシャボン玉おじさん(野村佳史)です。ギネス世界記録(Longest garland wand・14.317m・2022年認定)の保持者で、2009年からショッピングモールや商業施設のイベントで公演してきました。冬は屋上でのナイトバブルショーや、冬のライトアップイベントでの公演も行っています。

この記事の内容

  1. 冬の商業施設イベントで集客が難しくなる3つの理由
  2. 商業施設の冬の集客イベントアイデア8選|比較表
  3. シャボン玉・ナイトバブル・サンタを同じ表で比べる
  4. 11月下旬〜2月の時期別カレンダー
  5. 冬のイベントの実例
  6. 10月中に決める、企画の進め方5ステップ
  7. よくある質問

冬の商業施設イベントで集客が難しくなる3つの理由

アイデアを選ぶ前に、冬ならではの条件を整理しておきます。夏や春のイベントと同じ考え方で組むと、ここでつまずきます。

1. 寒さで屋外に人が残らない

屋外の広場や駐車場のイベントは、冬は見る人の滞在が短くなります。屋外でやるなら「短い時間で何度か見せる」、長く過ごしてもらうなら「屋内のアトリウムやセンターコートで行う」のどちらかに分けて考えます。

2. 12月の週末は、近くの施設もイベントをしている

クリスマス前の週末は、周辺の商業施設もそろってイベントを組みます。「どこにでもあるクリスマスイベント」では、わざわざ選んで来てもらう理由になりません。写真に残る、ほかでは見られない場面があるかどうかが、選ばれる分かれ目です。

3. 天候と日没の早さ

冬は日没が早く、雨や強風の日もあります。屋外の企画は「中止になったときの費用の扱い」と「雨の日の代わりの場所」を最初に決めておきます。逆に、日没が早いことは夜の企画にとっては好条件です。夕方5時台から暗くなるので、家族連れが帰る前の時間に夜のショーを見せられます。

商業施設の冬の集客イベントアイデア8選|比較表

冬の商業施設でよく使われる企画を、集客の考え方ごとに並べました。◎は「冬の商業施設で特に向く」、○は「向く」、△は「工夫が必要」です。

企画向く時期屋内でできるか天候の影響写真・SNS家族連れ
① クリスマスツリー点灯式11月下旬◎小さい○○
② サンタクロースの撮影会・グリーティング12月◎なし(屋内)◎◎
③ 屋内アトリウムのシャボン玉ショー12月〜2月◎なし(屋内)◎◎
④ イルミネーション+ナイトバブルショー12月〜2月の夕方以降△(屋上・広場向き)大きい◎◎
⑤ クリスマスのワークショップ(リース・オーナメント)12月◎なし○○
⑥ スタンプラリー・抽選会12月〜1月◎なし△○
⑦ 年末年始のカウントダウン・初売りイベント12月末〜1月初め○中くらい○△
⑧ 冬休み・節分・バレンタインの季節企画1月〜2月◎なし○○

①⑤⑥は館内の回遊を生むのに向き、②③④は「この日のこの時間に行く」という来館の目的を作るのに向きます。冬の集客は、目的を作る企画を1つ置き、そのまわりに回遊の企画を組むと形になります。目的を作る3つ(②③④)を、次の章で同じ条件で比べます。

シャボン玉・ナイトバブル・サンタを同じ表で比べる

料金はいずれも筆者が出演・運営しているものの料金(税別)です。交通費は会場までの距離によって別途お見積りします。

企画料金必要な広さ時間天候施設側の準備向く時期
屋内アトリウムのシャボン玉ショー15万円〜横4m×奥行3mショー約30分+体験約30分影響なしスペースのみ(電源・水道は不要)12月〜2月の土日・冬休み
イルミネーション+ナイトバブルショー40万円〜8m四方ほど+観覧スペース15分前後の公演を1日2回などに分けられる本降りの雨・風速6m以上は中止(キャンセル料0円)会場の確保と地面のシート(照明・音響・電源は持ち込み)12月〜2月の夕方以降
サンタクロースの撮影会・グリーティング2時間8万円〜(12/20〜25は10万円)撮影スポット1か所登場30分+休憩10分を2時間で3回影響なし控室と担当者の連絡先のみ12月(クリスマス前の週末)

屋内アトリウムのシャボン玉ショー

15万円〜(税別)横4m×奥行3mから天候の影響なし冬休み・2月まで使える

センターコートやアトリウムの吹き抜けで、大きなシャボン玉、煙のように白いシャボン玉、雪のように降るシャボン玉を見せる室内のショーです。冬の屋内イベントで強いのは、天気に左右されないことと、クリスマスが終わったあとも使えることです。12月だけでなく、冬休みや2月の週末の集客にもそのまま使えます。

床には吸水シートを敷くので、什器や床を汚しません。電源も水道も使わないため、施設側の準備はスペースの確保だけです。吹き抜けの高さがあるほど、シャボン玉が上の階からも見えて、通りがかりの人が立ち止まります。

プログラム・料金・会場タイプ別の条件は、商業施設のイベント集客のページにまとめています。

イルミネーション+ナイトバブルショー

40万円〜(税別)屋上・広場・駐車場の一角夕方5時台から実施できる

イルミネーション会場で大量のシャボン玉が舞うナイトバブルショー
イルミネーション会場でのナイトバブルショー。光の中を大量のシャボン玉が舞います

照明と音楽にあわせて、ライトに照らされたシャボン玉を夜空にとばすショーです。冬は日没が早いので、家族連れが帰る前の夕方に夜のショーを見せられるのが、ほかの季節にない利点です。館内のイルミネーションの点灯と時間を合わせると、点灯式そのものが目玉になります。

寒い時期の屋外なので、1回の公演は15分前後に短くし、時間をずらして2回行う形が向いています。照明・音響・電源はすべて持ち込みです。施設側にお願いするのは、会場の確保と、パフォーマンスエリアの地面に敷く防水シート(8m四方ほど)です。料金プランや見られる場所はナイトバブルショーのページで紹介しています。

サンタクロースの撮影会・グリーティング

2時間8万円〜(税別)12/20〜25は10万円兵庫県内に出張

椅子に座ってにっこり笑うサンタクロース。商業施設のクリスマスイベントの撮影会・グリーティングに(サンタ便)
サンタ便のサンタクロース。館内の撮影会やグリーティングにうかがいます

クリスマス前の週末の定番です。館内のフォトスポットでの撮影会、店内を歩いてのグリーティング、ステージへの登場などの形があります。登場30分と休憩10分を1回として、2時間で3回登場する組み方が標準です。施設側にお願いするのは、着替えのための控室と、当日の担当者の連絡先だけです。

サンタクロースの派遣は、筆者が運営する別サイト「サンタ便」で受け付けています。兵庫県内(姫路拠点)が対象です。詳しい内容は商業施設・イベントのサンタ派遣(サンタ便)をご覧ください。

組み合わせの例:12月の土曜日に、昼は館内でサンタの撮影会、夕方は屋上のイルミネーション点灯に合わせてナイトバブルショー。年が明けてからは、冬休みと2月の週末に屋内アトリウムのシャボン玉ショー。こうすると、1つの企画が終わったあとも、冬のあいだ来館の理由が続きます。

11月下旬〜2月の時期別カレンダー

クリスマスツリーのそばの椅子に座るサンタクロース。ショッピングモールのクリスマス前の週末イベントに
クリスマス前の週末は、ツリーの前の撮影会が家族連れの定番です
時期来館の動き向く企画
11月下旬クリスマス商戦の始まり。館内装飾の切り替えツリー点灯式、イルミネーション点灯+ナイトバブルショー
12月上旬〜中旬の週末プレゼントの下見・購入の家族連れが増えるサンタの撮影会、屋内のシャボン玉ショー、ワークショップ
12月20日〜25日クリスマス直前。来館が最も多く、出演者の予約も最も埋まるサンタのグリーティング、夕方のナイトバブルショー
12月末〜1月初め年末の買い物、初売りカウントダウン、初売りの抽選会
1月(冬休み)子ども連れの平日来館が増える屋内アトリウムのシャボン玉ショー
2月来館が落ち込みやすい時期屋内のシャボン玉ショー、節分・バレンタインの企画、冬のナイトバブルショー

2月は来館が落ち込みやすいわりに、イベントの予約は取りやすい時期です。12月に予算を集中させすぎず、2月に1回、目的を作る企画を残しておくと、冬全体の来館が平らになります。

冬のイベントの実例

横浜ワールドポーターズ(神奈川県横浜市)屋上|12月25日のナイトバブルショー

クリスマス当日の夜に、商業施設の屋上イベント広場でナイトバブルショーを行いました。屋上まで車両が乗り入れできる施設で、照明と音響を持ち込んで設営しています。翌年には夏の公演も行い、続けてご依頼いただいています。

フェスタin大谷(栃木県宇都宮市)|2月のナイトバブルショー

真冬の2月に、3日間・3会場でナイトバブルショーを行いました。寒い時期でも、夜のライトアップとシャボン玉の組み合わせで人が集まった例です。くわしくはフェスタin大谷のナイトバブルショー出演レポートにまとめています。

ならファミリー(奈良県奈良市)屋上広場|お昼のシャボン玉ショー

冬の事例ではありませんが、商業施設の屋上広場に約300人の家族連れが集まった実例です。準備・当日の流れ・2回目のご依頼までを商業施設イベントの成功事例(ならファミリー屋上広場・集客約300人)に記録しています。

10月中に決める、企画の進め方5ステップ

冬のイベントは、出演者の予約が先に埋まります。とくに12月20日〜25日とクリスマス前の週末は、早めに日程を押さえておくのが確実です。

  1. 10月:目的を作る企画を1つ決めるサンタ・屋内のシャボン玉ショー・夜のナイトバブルショーのどれを冬の目玉にするかを決め、出演者に日程の空きを確認します。この段階では日にちと会場が決まっていれば十分です。
  2. 10月〜11月上旬:会場の条件を伝えて見積もりを取るアトリウムの広さと吹き抜けの高さ、屋上なら車両の乗り入れと高さ制限を伝えます。会場の写真や図面があれば、下見なしでプランが出せます。
  3. 11月:告知物をつくるチラシ・館内ポスター・SNSの告知。出演時間は「何時から何時まで」と回数まで決めて載せると、来館の時間がそろいます。
  4. 12月:当日の運営施設側の担当者は当日の連絡窓口になるだけで、設営・進行・片付けは出演者側で行います。
  5. 1月:冬休み・2月の企画を決める12月の反応を見て、冬休みと2月の企画を決めます。屋内のシャボン玉ショーなら、最短2週間前のご依頼にも対応できます。

よくある質問|商業施設の冬のイベントについて

ショッピングモールのクリスマスイベントは、いつまでに決めればいいですか?

目的を作る企画は10月中、遅くとも11月上旬までに出演者の日程を押さえるのが確実です。12月20日〜25日とクリスマス前の週末は最も予約が埋まりやすい日程です。屋内のシャボン玉ショーは最短2週間前のご依頼にも対応しています。

冬でも屋外でシャボン玉ショーはできますか?

できます。寒い時期は見る人の滞在が短くなるので、1回の公演を短くして2回に分けるなどの工夫をします。本降りの雨や風速6m以上の強風の日は中止になりますが、天候による中止のキャンセル料はかかりません。天候に左右されたくない場合は、屋内アトリウムでのショーをおすすめします。

屋内のアトリウムでシャボン玉ショーをして、床や商品は汚れませんか?

床に吸水シートを敷いて行うので、床や什器を汚しません。必要な広さは横4m×奥行3mからで、電源や水道も使いません。

ナイトバブルショーとイルミネーションは一緒にできますか?

できます。イルミネーションの点灯時間に合わせてショーを始めると、点灯式そのものが目玉になります。照明・音響・電源はすべて持ち込みなので、施設側の電源工事は必要ありません。料金は40万円(税別)からです。

サンタクロースの撮影会はどこまで来てもらえますか?

サンタクロースの派遣(サンタ便)は、姫路を拠点に兵庫県内へ出張しています。料金は2時間8万円(税別)からで、12月20日〜25日は10万円です。交通費は会場までの距離によって別途かかります。

クリスマスと冬休み・2月で、同じ企画を使い回してもいいですか?

サンタの企画はクリスマスまでが中心ですが、屋内のシャボン玉ショーは季節を問わず使えるので、冬休みや2月の週末にもそのまま使えます。12月に予算を集中させすぎず、来館が落ち込みやすい2月に1回残しておくのがおすすめです。

まとめ|冬の集客は「館内に長くいる理由」を1つ置くこと

冬の商業施設は、寒さで屋外に人が残りにくく、12月の週末はどこの施設もイベントを組みます。だからこそ、写真に残る目玉の企画を1つ置き、そのまわりにワークショップやスタンプラリーで回遊を作る組み立てが効きます。クリスマス前はサンタ、夕方はイルミネーションとナイトバブル、冬休みと2月は屋内のシャボン玉ショー。時期ごとに目的を作る企画を変えると、冬のあいだ来館の理由が途切れません。

冬の集客イベントをご検討中の商業施設のご担当者さまへ

日にちと会場(アトリウム・屋上・広場など)を教えていただければ、プランと見積もりをお返しします。会場の写真や図面があれば、下見なしでご提案できます。

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日にちと会場だけで大丈夫です。いちばん話しやすい方法でどうぞ。

ABOUT ME
シャボン玉おじさん
シャボン玉おじさん
プロバブルアーティスト
元海上自衛官。 2022年にシャボンのギネス世界記録「Longest garland wand部門」世界記録を達成。 株式会社「学研」のシャボン玉製品の監修者&アドバイザー。書籍「学研アウトドア大シャボン玉チャレンジ」発売。 令和6年に徳島大学総合科学部・佐原教授の協力のもとスペースバルーンを使用して、世界で初めて宇宙空間(成層圏)でのシャボン玉の生成に成功。その様子は令和6年6月にTBSテレビ「どうなるでSHOW」という番組にて放映されました。 多くのテレビ番組や、メディアにも出演している日本屈指のシャボン玉パフォーマーです。
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