保育園の出し物が盛り上がるアイデア15選|お楽しみ会・クリスマス会・お誕生日会を行事別に、職員でできるものとプロに頼むもの

シャボン玉ショーで手をのばす保育園の子どもたち
シャボン玉おじさん

「お楽しみ会の出し物、今年は何にしよう」「クリスマス会で子どもたちが本当に盛り上がるものがいい」「準備に時間をかけられないけれど、手を抜いたと思われたくない」。保育園・幼稚園の先生から、行事の前になると毎年同じ相談をいただきます。

プロに来てもらう出し物を考えている園は、出張シャボン玉ショー(総合案内)で、ショーの種類と料金の目安を確認できます。

保育園の出し物が盛り上がるかどうかは、「子どもが見ている時間」より「子どもが参加している時間」の長さで決まります。この記事では、職員だけでできる出し物12案と、プロに頼む出し物3案を、準備時間・費用・向く年齢・盛り上がるコツで比べました。

お楽しみ会・クリスマス会・お誕生日会・夏祭り・卒園のどの行事に向くかも行事別に整理しています。職員会議の資料づくりにそのまま使える形です。

筆者はシャボン玉おじさん(野村佳史)です。ギネス世界記録(Longest garland wand・14.317m・2022年認定)の保持者で、学研『大シャボン玉チャレンジ』の監修者として、2009年から各地の保育園・幼稚園・こども園で公演してきました。先生方の出し物を舞台袖から見てきた経験もふまえて、「盛り上がったもの」と「静かに終わったもの」の違いを書きます。

この記事の内容

  1. 盛り上がる出し物に共通する4つの条件
  2. 行事別の早見表(お楽しみ会・クリスマス会・お誕生日会・夏祭り・卒園)
  3. 職員でできる出し物12案
  4. プロに頼む出し物3案(費用・園の準備・向く行事)
  5. プロに頼む価値がある3つの場面
  6. 当日の進行で盛り上がりを2倍にするコツ
  7. よくある質問

保育園の出し物が盛り上がる4つの条件

先に基準をはっきりさせておくと、案を選ぶときに迷いません。子どもの反応が大きかった出し物には、次の4つのうち3つ以上が揃っていました。

1. 子どもが「見る側」で終わらない

手を上げる、声を出す、動く、触れる。参加の場面が3分に1回あると、0〜2歳児も最後まで集中が続きます。逆に、完成度の高い劇でも15分間ずっと座って見るだけだと、途中で立ち歩く子が出ます。

2. 0歳児と5歳児が同じ場所で楽しめる

合同行事は年齢差が最大の壁です。言葉で笑わせる出し物は年長向き、音と動きと色で見せる出し物は全年齢向き。合同なら「言葉がわからなくても楽しい」要素を軸にします。

3. 準備が勤務時間に収まる

先生の持ち帰り仕事が増える出し物は、翌年続きません。準備2時間以内でできるものを土台に、余裕があれば1つだけ手をかけたものを足す形が現実的です。

4. 「次に何が起きるか」を子どもが予想できる

繰り返しの構造(3回同じことが起きて4回目に変わる、など)があると、子どもは先回りして声を出します。この「予想して当たる」が、盛り上がりの正体です。

この記事の見取り図

12案職員でできる出し物
3案プロに頼む出し物
3分に1回参加の場面があると
0〜2歳も集中が続く
2時間以内準備が勤務時間に
収まる目安
1. 見る側で終わらない

手を上げる、声を出す、動く、ふれる。参加の場面を3分に1回。

2. 0歳も5歳も楽しめる

言葉がわからなくても楽しい、音と動きと色の要素を軸に。

3. 準備が勤務時間に収まる

2時間以内の案を土台に、手をかけるのは1つだけ。

4. 次が予想できる

3回同じことが起きて4回目に変わる。「予想して当たる」が盛り上がりの正体。

図:盛り上がる出し物に共通する4つの条件

行事別の早見表|保育園の出し物はどれが向くか

◎は「その行事で特に反応がよいもの」、○は「向く」です。番号は次の章の出し物の番号と対応しています。

行事特に向く出し物理由
お楽しみ会◎①劇 ◎⑦クイズ ◎⑪かくし芸リレー ○⑬シャボン玉ショー自由度が高い行事。職員の出し物とプロの出し物を1本ずつ組むと緩急がつく
クリスマス会◎⑫サンタ登場 ◎⑤合奏 ○②パネルシアター ○⑭人形劇「誰かが来る」という期待がある日。登場の演出に時間をかける
お誕生日会(毎月)◎④手遊び・ダンス ◎③仕掛け絵本 ○⑥かんたんマジック毎月あるので準備は30分以内。主役の子が参加できる要素を1つ
夏祭り・夕涼み会◎⑩宝探し ◎⑬シャボン玉ショー ○⑨色水・スライム屋外・親子参加。見るより動けるもの、写真に残るものが喜ばれる
卒園・お別れ会◎⑧影絵 ◎①劇(思い出編) ○⑬シャボン玉ショー保護者も見る日。静かに見入る時間と、最後にぱっと開く時間の両方を
雨の日・急な室内行事◎④手遊び ◎⑦クイズ ○⑬室内のシャボン玉ショー準備なしでできるものと、室内でもできるプロの出し物を知っておく

職員でできる保育園の出し物12案

準備時間は「先生2〜3人で分担した場合」の目安です。費用は材料費のみ。どれも実際に園で見てきたもので、盛り上がるコツは「そこで差がついていた点」を書いています。

① 先生の劇(絵本を題材に)

準備:3〜5時間費用:〜3,000円向く年齢:全年齢所要:10〜15分

子どもが毎日読んでいる絵本を題材にすると、ストーリーを知っているぶん先回りして声が出ます。『おおきなかぶ』『三びきのやぎのがらがらどん』のように、同じ場面が繰り返される話が向きます。

盛り上がるコツ:担任が悪役をやる。普段優しい先生がオオカミになるだけで、年少児は息をのんで年長児は大笑いします。せりふは短く、「せーの」で子どもに言わせる場面を3回入れます。

② パネルシアター・ペープサート

準備:2〜3時間(既製品なら30分)費用:1,000〜5,000円向く年齢:0〜4歳所要:5〜10分

貼る・はがす・裏返すという動きそのものが0〜2歳児には出来事です。クリスマス会なら、ツリーに飾りを子どもが貼りに来る形にすると参加型になります。

盛り上がるコツ:「次は何が出てくる?」と聞いてから出す。1秒の間を取るだけで反応が変わります。

③ 大型絵本・仕掛け絵本の読み聞かせ

準備:30分費用:0〜3,000円向く年齢:0〜3歳所要:5分

お誕生日会の定番。普段と違うのは「大きさ」と「仕掛け」だけで十分です。読み手と、めくる・音を出す係の2人体制にすると、めくるたびに子どもの視線が動きます。

盛り上がるコツ:主役の子の名前を登場人物に入れて読む。誕生日会ならこれだけで主役の顔が変わります。

④ 手遊び・ダンスメドレー

準備:30分費用:0円向く年齢:全年齢所要:5〜10分

準備なしで全員が参加できる唯一の出し物です。知っている曲3つ+新しい曲1つの順にすると、乗ってきたところで新しいものが入ります。

盛り上がるコツ:最後の1曲は「先生が本気で踊る」。子どもは真似より「先生が全力」を見て笑います。保護者参観の日は親も立たせます。

⑤ 先生バンド・合奏

準備:練習3〜5時間費用:0円向く年齢:全年齢所要:5〜10分

クリスマス会で毎年続いている園が多い出し物です。鍵盤ハーモニカ・鈴・タンバリンで十分で、上手さより「先生たちが並んで演奏している」姿そのものが子どもには特別です。

盛り上がるコツ:1曲は子どもが鈴で参加する。全員に鈴を配り、サビだけ一緒に鳴らすと「見る出し物」が「やる出し物」に変わります。

⑥ かんたんマジック

準備:練習2時間費用:1,000〜3,000円向く年齢:3〜5歳所要:5分

色が変わる水、ハンカチから出てくるもの、など100円ショップの道具でできる3つで十分です。年少以下は仕掛けを理解できないので、年長向けの枠として使います。

盛り上がるコツ:一度わざと失敗して、子どもに「もう1回!」と言わせてから成功させる。

⑦ クイズ・シルエットクイズ

準備:1〜2時間費用:0円向く年齢:3〜5歳所要:10分

「先生の子どものころの写真はどれ?」「園のどこの写真?」など、園と先生に関するクイズが一番盛り上がります。シルエットなら年少でも参加できます。

盛り上がるコツ:答えは全員で声を出して言う形にする。手を上げて1人が答える形は、他の子が待つ時間になります。

⑧ 影絵

準備:3〜4時間費用:〜3,000円向く年齢:全年齢所要:10分

白い布と照明があればできます。卒園・お別れ会で、1年の思い出を影絵で振り返る形が静かに盛り上がります。部屋を暗くするだけで子どもの集中が上がります。

盛り上がるコツ:最後に子どもの影を映す。順番に布の前に立たせて「これ誰だ」をやると、見る側から参加する側に変わります。

⑨ 色水・スライムなどの科学あそび

準備:1時間費用:1,000〜3,000円向く年齢:2〜5歳所要:15〜20分

先生が前で見せるのではなく、机ごとに子どもが混ぜる形にします。夏祭りの一コーナーにも向きます。

盛り上がるコツ:混ぜる前に「何色になると思う?」を全員に予想させる。予想が当たった・外れたで声が出ます。

⑩ 宝探し・スタンプラリー

準備:2時間費用:〜3,000円向く年齢:2〜5歳所要:20〜30分

夏祭りや園庭行事の定番。年齢別にヒントの難しさを変えると、年少も年長も同じ時間で見つけられます。

盛り上がるコツ:最後の宝は「全員で開ける」。個人戦にせず、集めたものを合わせると何かが完成する形にします。

⑪ 先生のかくし芸リレー

準備:各自30分費用:0円向く年齢:全年齢所要:10分

先生が1人1分ずつ、けん玉・側転・早口言葉・なわとび二重跳び…と続けます。上手でなくていいのがこの出し物の良さで、失敗もそのまま笑いになります。

盛り上がるコツ:園長先生を最後に置く。普段見られない姿が一番の見せ場になります。

⑫ サンタ登場・着ぐるみ劇

準備:1〜2時間費用:3,000〜10,000円(衣装)向く年齢:全年齢所要:10分

クリスマス会の主役。誰がやるかより「どう登場するか」で盛り上がりが決まります。鈴の音が遠くから近づく、窓の外を通る、電話がかかってくる、など登場前の3分を作り込みます。

盛り上がるコツ:サンタは言葉を少なく。しゃべるほど「先生では?」と気づく子が増えます。身ぶりで答える設定にすると年長児も信じたままです。

12案を組み合わせるなら:「準備なしで全員参加(④か⑦)」→「先生が主役(①⑤⑪のどれか)」→「登場・驚き(⑫やプロの出し物)」の順にすると、場が温まってから山場が来ます。山場を最初に持ってくると、後が静かになります。

プロに頼む保育園の出し物3案|費用・園の準備・向く行事

職員の出し物と組み合わせて、年に1〜2回「園の外から来る人」を入れている園が増えています。費用は一般的な目安で、地域と内容で変わります。シャボン玉ショーだけは筆者自身の料金です。

出し物費用の目安園の準備所要向く年齢雨・室内向く行事
⑬ シャボン玉ショー6万円〜(税別)場所の確保のみ(電源・水道不要)30〜45分0〜5歳室内プログラムに切り替え可お楽しみ会・夏祭り・卒園・雨の日
⑭ 人形劇5〜15万円舞台スペース・暗幕・電源30〜45分2〜5歳室内が基本クリスマス会・お楽しみ会
⑮ マジックショー3〜10万円ステージ・電源・音響30分3〜5歳室内が基本お楽しみ会・卒園

⑬ シャボン玉ショー

6万円〜(税別)園の準備:場所だけ0歳から参加雨なら室内へ切り替え

園庭なら5m四方、室内なら横4m×奥行3mのスペースがあればできます。電源も水道も使わないので、園側の準備は場所の確保だけです。人がすっぽり入る大きさのシャボン玉、煙のように白いシャボン玉、雪のように降るシャボン玉を見せたあと、子どもたちが自分でとばす体験の時間を取ります(1回の公演で80名まで体験できます)。

保育園のお楽しみ会のシャボン玉ショーで、降ってくるシャボン玉に手をのばす子どもたち
保育園のシャボン玉ショー。0歳児クラスから年長まで、同じ場所で同じものに手をのばします

0歳児クラスが一緒でも成り立つのは、言葉がいらないからです。年長児は仕組みに興味を持ち、年少児以下は追いかけて触ろうとします。雨の日は室内の「サイエンスバブルショー」に切り替えられるので、行事の日程を天気で動かさずに済みます。シャボン玉液は国内の玩具安全基準に沿ったもので、賠償責任保険にも加入しています。

プログラム・料金・流れは保育園・幼稚園のシャボン玉ショーのページにまとめています。

⑭ 人形劇

2歳以上の子が物語に入り込める出し物です。劇団によって舞台の大きさが違い、暗幕と電源が必要な場合があるので、ホールや遊戯室の条件を先に伝えます。クリスマス会との相性がよく、サンタ登場の前に置くと流れが作れます。

⑮ マジックショー

年長児向けの出し物です。年少以下は仕掛けを理解できないので、合同行事では「年長が前、年少は後ろで雰囲気を楽しむ」配置にします。音響と照明があると見栄えが上がるため、ホールでの開催向きです。

プロに頼む価値がある3つの場面

職員の出し物で十分な行事も多いです。それでも「外から呼ぶ」のが向いているのは、次の3つの場面です。

  1. 合同行事で0歳から5歳までが一緒に見る日年齢差を職員の出し物で埋めるのは難しく、全年齢が同じ場所で楽しめる出し物は限られます。シャボン玉ショーのような「言葉がいらない出し物」は、ここで差が出ます。
  2. 先生に準備の時間がない時期行事が重なる12月や年度末は、出し物の準備が持ち帰りになりがちです。プロに頼めば園の準備は場所と日程だけで済み、先生は当日子どもと一緒に楽しむ側に回れます。
  3. 保護者が見に来る日卒園・お別れ会や夏祭りは、保護者が写真を撮る日です。写真に残る出し物は、園の印象にも残ります。

はじめて外部に頼むときの選び方(安全・保険・雨のときの扱い・見積もりの見方)は、保育園の出張イベントの選び方にまとめています。費用の相場はシャボン玉ショーの料金相場を参考にしてください。

当日の進行で盛り上がりを2倍にする5つのコツ

同じ出し物でも、進行で反応は大きく変わります。先生の出し物にもプロの出し物にも共通するものです。

  1. 最初の3分は全員が声を出す手遊びでも挨拶でも、全員で声を出してから本編に入ると、その後の反応が出やすくなります。静かに始めると静かなまま終わります。
  2. 座る位置は「年少が前・年長が後ろ」年長を前にすると、年少児から見えません。年長児は後ろからでも集中できます。
  3. 司会は担任ではなく「普段あまり前に出ない先生」いつもと違う先生が前にいるだけで、子どもの注意が集まります。
  4. 出し物と出し物の間を空けない準備の待ち時間が1分を超えると、立ち歩きが始まります。次の出し物の準備を舞台脇で済ませておき、つなぎの手遊びを1つ用意します。
  5. 終わりは「もう1回!」で切る子どもが「まだやりたい」と言っているところで終えると、翌日まで話が続きます。やり切るまで続けると、最後は飽きた顔で終わります。

よくある質問|保育園の出し物について

出し物は何分くらいが適切ですか?

0〜2歳が中心なら1つの出し物は5〜10分、3〜5歳なら10〜15分、プロのショーは30〜45分が目安です。合同なら「短いものを3つ」のほうが「長いものを1つ」より最後まで集中が続きます。

準備時間がほとんど取れません。何がおすすめですか?

④手遊び・ダンスメドレーと⑦クイズは準備30分〜1時間でできます。年に1回だけ山場が必要な行事は、準備が場所の確保だけで済むプロの出し物(⑬〜⑮)を使い、先生の負担をなくす方法もあります。

0歳児クラスも一緒に楽しめる出し物はありますか?

動き・音・色で見せるものが向きます。②パネルシアター、④手遊び、⑤合奏(鈴で参加)、⑬シャボン玉ショーは0歳児クラスでも反応があります。言葉で笑わせる⑥マジックや⑦クイズは年長向けです。

プロに頼むといくらくらいかかりますか?

シャボン玉ショーは6万円(税別)からで、園の準備は場所の確保だけです。人形劇は5〜15万円、マジックショーは3〜10万円が一般的な目安で、舞台や電源・音響が必要な場合があります。見積もりは日程と園の場所を伝えれば出ます。

雨の日に屋外の行事ができなくなったときは?

④手遊びと⑦クイズは準備なしで室内に切り替えられます。シャボン玉ショーは室内プログラム(サイエンスバブルショー)に当日切り替えられるので、夏祭りや園庭行事の雨天時の代替にもなります。天候で中止になった場合のキャンセル料はかかりません。

保護者参観の日に向く出し物はどれですか?

①劇、⑧影絵、⑫サンタ登場、⑬シャボン玉ショーのように「写真に残る」ものが向きます。保護者も参加できる④ダンスを最後に入れると、親子で終われます。

まとめ|保育園の出し物は「参加する時間」の長さで決まる

職員の出し物は「全員が参加する場面を3分に1回」、プロの出し物は「全年齢が言葉なしで楽しめるか」で選ぶと外れません。年に数回ある行事のうち、先生の出し物で回す日と、外から呼んで先生も一緒に楽しむ日を分けておくと、年間の準備の負担が平らになります。

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ABOUT ME
シャボン玉おじさん
シャボン玉おじさん
プロバブルアーティスト
元海上自衛官。 2022年にシャボンのギネス世界記録「Longest garland wand部門」世界記録を達成。 株式会社「学研」のシャボン玉製品の監修者&アドバイザー。書籍「学研アウトドア大シャボン玉チャレンジ」発売。 令和6年に徳島大学総合科学部・佐原教授の協力のもとスペースバルーンを使用して、世界で初めて宇宙空間(成層圏)でのシャボン玉の生成に成功。その様子は令和6年6月にTBSテレビ「どうなるでSHOW」という番組にて放映されました。 多くのテレビ番組や、メディアにも出演している日本屈指のシャボン玉パフォーマーです。
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