その1

物理学的最強シャボン液の作り方

shabondama_ojisan@yahoo.co.jp

物理学者ジャスティン・バートン氏

究極のシャボン玉液レシピを解明した物理学者が科学誌「physical review fluids」で論文を公開しています。

ジャスティン・バートン氏考案のシャボン玉液 実演

様々な作成方法があるシャボン玉液…。シャボン玉に関する研究論文がエモリー大学のジャスティン・バートン氏から発表されるとそれは大きな話題を呼びました。

彼は流体力学の専門家であり、とある日バルセロナの郊外でフラフープでシャボン玉をつくるパフォーマンスを見たことでシャボン玉に興味を抱いたそうです。

バートン氏が最初に興味をもったのは「被膜干渉」という言葉で知られている虹色の正体です。その後バートン氏はシャボン膜がわずか数マイクロメートルである事実を知ります。

非常におおきなシャボン玉の膜が薄い膜で形成されている事実に衝撃を受けたバートン氏はその後に実験室や自宅で巨大シャボン玉を作り出すための研究を開始しました。

物理学的最強シャボン玉液レシピ(バートン氏考案)

材 料

・水:1L

・食器洗剤:50ml

・グアパウダー:3g

・消毒用アルコール(液体):50ml

・ベーキングパウダー:2g

バートン氏の研究チームが導き出した「完璧なシャボン玉液のレシピ」になります。グアパウダーとは「グアガム」のことであり植物の種子から精製される増粘剤の1種です。食品にも利用される安全性の高い製品です。

(手 順)

① グアパウダー3gと消毒用アルコール50mlをだまがなくなるまでかき混ぜる。

② 上記①の中に水1Lを加え10分静かにかき混ぜる。

③ グアパウダーが水に完全に溶けるまで時間をおく。

④ 再びかくはんして、液体が固まっていないゼラチンのような状態になっているのを確認したらベーキングパウダー2gを加えてかき混ぜる。

⑤食器洗剤50mlを加えて泡立てないようにやさしく混ぜる。

①の工程で出来上がったものはシャボン愛好家の中では通称スラリーと呼ばれます。

グアガムは性質上、水には大変溶けにくいのでアルコールで溶くと使用しやすくなります。アルコールはジェルタイプではなく液体タイプのものを選択してください。

まとめ

バートン氏はこの挑戦を行うにあたり様々な情報を参考に、優秀なシャボン玉液のレシピには、「グアガム」や「ポリエチレングリコール」等の増粘剤(ポリマー)が使用されていることに着目しました。

そこから水・界面活性剤・ポリマーの混合物をさまざまな割合で調合。膜の厚さを赤外線で測定し、シャボン玉が割れるまでの時間を計測しました。

この調査チームの研究の結果、結論として大きなシャボン玉を作り出すためにはポリマーの存在が最も重要だとしています。「鎖状のポリマーが絡み合い分裂しにくい長い鎖状構造」は「粘性がありながら伸縮性のある最適なもの」という見解を述べています。

私も実際に作成してみましたが、個人的な見解としては非常に優れたレシピだと感じました。

ただ残念な点が一つだけ…。

上記のYouTube動画の通りシャボン玉の割れカス(通称:ゴースト)の発生がすごいです。大きさを追求する目的の実験なので、仕方ありませんが観客をともなう現場では実用は厳しい印象でした。

観客のいる状況では空から降ってくるゴーストの存在は「ただの汚れ」に他なりません。

それでは皆様、楽しいシャボン玉ライフを!

ABOUT ME
シャボン玉おじさん
シャボン玉おじさん
プロバブルアーティスト
ギネス世界記録 Longest garland wand部門の世界記録保持者。 20年以上勤務した公務員の仕事を退職しプロバブルアーティストへと転身した。日本一こどもに優しいシャボン玉ショーをモットーに兵庫県姫路市に拠点を置き全国で活動している。
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